今回の講座に参加したのは女性6名。コロンビアアンバサダー兼登山ガイドの伊藤伴さん、コロンビアスタッフ2名が同行しました。
参加者の方々は、皆さん初対面とは思えない程すぐに打ち解けられ、これまで訪れた山の話や伊藤ガイドの軽妙な登山トークに耳を傾けながら、お互いに交流を深めていらっしゃいました。

今回の講座は一泊二日の行程で行われ、一日目は栂池自然園のガイドのご案内で草花が織りなす豊かな景観を見ながら自然園を散策し、夜は雨飾荘で地元の食材を使用した里山料理や温泉でエネルギーチャージ、二日目は登山のノウハウを学びながら雨飾山の登頂を目指します。

山麓にある栂池高原駅からゴンドラとロープウェイを乗り継ぐと、標高約1900ｍに位置する栂池自然園に到着します。
隣接する栂池山荘でランチタイムを取ったあと、栂池ビジターセンター長の猪股崇志さんの案内のもと、早速自然園へ足を踏み入れます。

栂池自然園は広大な湿原の中に遊歩道が整備され、夏から秋にかけ様々な植物を見ることが出来ます。
猪股さんの自然解説を聞きながら遊歩道をゆっくりと歩き、風穴など園内の見所スポットを巡りました。「栂池」という名前の由来、雷鳥とオコジョの戦いを目撃した話など、時折ユーモアを交えながら様々なお話をして頂きました。

今年は暑い日が続いたため、例年より紅葉時期が遅くなっていますが、ふと足元を見ると秋の気配を垣間見ることが出来ました。

栂池ビジターセンターには自然園に関する資料が展示されており、スラックラインやボルダリングなどアクティビティ体験も出来ます。またここでしか買えないコロンビアの栂池自然園オリジナルTシャツやボトルも販売されています。

参加者たちはこの日の宿である雨飾荘に移動し、露天風呂を満喫した後、旬彩の小鉢や信州プレミアム牛など地元の食材を味わうフルコースを堪能しました。

食後にはコロンビアの商品紹介やクイズ大会を行いました。皆さん楽しまれている様子で、時間があっという間に過ぎていきました。

二日目は早朝からバスで登山口のある雨飾高原キャンプ場へ。初日は雨でしたが、この日は朝から晴れており絶好の登山日和となりました。まだ薄暗い5時半に登山口を出発しました。

序盤から急登が続くコースでしたが、体力に不安があると言っていた方も、ガイドのペースコントロールのおかげで息が上がることなく、順調に歩みを進めていきました。

ガイドがこの日着用していたのがコロンビアのHIKEコレクション「エンジョイマウンテンライフシリーズ」の長袖Tシャツとトレッキングパンツ。 長袖Tシャツは汗をかいてもべたつきにくく快適で、薄手で軽い起毛素材のトレッキングパンツが肌寒さを感じるシーンで適度な保温力を発揮してくれます。

中間地点の荒菅沢で小休憩を取りました。参加者たちはガイドから疲れにくい休憩の取り方や正しい紐の結び方のレクチャー、こまめな水分補給の大切さなどを学んでいました。

標高が上がるにつれ、手を使うほど急な岩場や木製の梯子が出てきました。参加者たちは岩場での三点支持やコースの取り方をガイドから教わりながら進んでいきます。

樹林帯を抜けると笹平と呼ばれる開けた場所に出ました。この日は風も穏やかで、ここから山頂まではパノラマを見ながらの稜線歩きです。

山頂に着くと、白馬連峰や北アルプスの山々が360度一望できる絶景が広がっていました。参加者たちは絶好のロケーションの中、お弁当を食べながら、特製コーヒーを飲んで一服されていました。

山頂付近から振り返ると、登山道が人の横顔のように見えるポイントがあります。ここは「女神の横顔」と言われ、雨飾山の有名なスポットになっています。

二日間で長野県小谷村の自然と食事を満喫し、最後は快晴の雨飾山に登頂することが出来ました。筆者がカメラを向けた際の参加者たちの素敵な笑顔がとても印象に残っています。 下山後、「一人だったら心が折れて登頂出来なかったかもしれない、今回参加できて良かった」と語る参加者もおり、ステップアップに繋がる登山学校だったと感じました。

今後もコロンビア登山学校では、実際のフィールドで登山の知識やスキルを学び、身に付けることのできる様々な講座をご用意しております。是非ご参加ください。

https://www.columbiasports.co.jp/shop/pages/hike.aspx

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