コロンビア登山学校は2023-2024シーズンで全10講座開講。「山のスキルを磨けば、山頂はもっと近くなる」をテーマに、登山の基本を学ぶ講座からテント泊、ロープワーク講習、雪山登山まで様々なプログラムが用意されており、興味のある講座に1講座からご参加頂けます。

今回の講座には、男性3名、女性9名の計12名が参加されました。
加えて、講師でありコロンビア登山学校学長の近藤謙司さん（以下、近藤さん）をはじめとした3名の山岳ガイドとコロンビア社員2名が同行。
ガイドさん達とお知り合いの方から登山学校初参加の方まで様々な面々でのスタートです。

二ツ箭山の麓にある駐車場で装備の確認、ロープやカラビナといった道具の使い方など入山前にしっかりとレクチャーを受けます。
ここで4人3チームに分けて各ガイドさんとロープで繋いで進むことが決まりました。
4人1組でロープに一定の間隔で繋がりながら歩くこと、慣れないカラビナの操作など悪戦苦闘しながら繰り返し練習して、この後の実践に臨みます。

岩場が出てくるのは中腹以降なので、練習が終わったら一旦ロープを外していよいよ入山。
歩き始めてすぐに、ところどころ岩がゴロゴロ目立ち始めますが、みなさんここはお手の物といった様子。
チームやガイドさん達とのお話しを楽しみながらも、しっかりとした歩調で進んでいきます。
いわきは比較的温かい土地柄ですが、この日は全国的に気温が高かったということもあり、林の中はみなさんTシャツやシャツなど薄いレイヤリングで調整されていました。
コロンビアのウェアをご着用くださったお客様も。

登り始めてから30分ほどで少しずつ岩場が増えていきます。
落ち葉や苔などもありますが、この日は地面がしっかりと乾いていたため歩きやすいコンディションでした。
段差や傾斜でのストックの使い方・一時的にしまう方法など安全に登るための技術を学びながら進んでいきます。

いよいよ鎖場に挑戦です。
チームごとガイドさんとロープに繋いで進みます。
入山前に練習したとはいえ実地では勝手が違い緊張してしまいますが、手順をひとつひとつ丁寧に繰り返すことで体に覚えさせていきます。

最初の鎖場を抜けて一安心。
ただし、道が細いので引き続き注意しながら歩きます。

いよいよ今回のルートの中で一番長い鎖場に突入。
カラビナの掛け替えや不安定な足場に苦戦しながらも、それぞれにチームワークを図って、着実に登っていきます。
指や足を掛けにくい箇所もありましたが、みなさん鎖やロープに頼らず無事に登り切りました。

鎖場を過ぎた先にある男体山（写真手前）と女体山（写真奥）

女体山にもみなさん協力しながら登頂、記念撮影。
天候にも恵まれ皆さん素敵な笑顔で楽しまれていました。

男体山を下り、向かいの女体山に登ります。
ここも絶壁になっており、慎重に進んでいきます。
ガイドの近藤さんは岩の端に立ってもこの余裕で、さすがの一言です。

女体山の奥の岩場で臨場感のある写真を狙った撮影を横からパシャリ。
この頃には初対面の方もすっかり慣れて楽しまれていました。
ガイドさんをはじめ皆さん気さくで、初参加・一人参加でも楽しめるのが登山学校の魅力の一つです。

余力のある人たちは、近藤さんに連れられて番外編に。
二ツ箭山までの途中にある岩を使って、岩登りのための体の使い方を磨きます。

二ツ箭山山頂は岩場を抜けた森の中にあり、ここで全員揃って記念撮影。
厳しい山道を過ぎた達成感が感じられました。

下山中も歩きながら最後までレクチャーが続きます。
怪我をしない、疲れにくくするための足運びやストックの使い方など、体の使い方の工夫について細部まで、経験談を交えた指導が入り、皆さん真剣に聞き入っていました。

慣れないロープ、長い岩場・鎖場など時間をいっぱいに使って楽しんだ後、最後は森の中を緩やかに下って二ツ箭山での行程が終了しました。

中には、今後の登山でガイドさんとロープに繋ぐような登山や海外の高所登山を計画されている方もいらっしゃいました。
自分の登りたい山に安全に登るための準備として、気軽に安全に利用できる登山学校の魅力を多方向から体感できる一日でした。

今後もコロンビア登山学校では、実際のフィールドで登山の知識やスキルを学び、身に付けることのできる様々な講座をご用意しております。是非ご参加ください。
https://www.columbiasports.co.jp/shop/pages/hike.aspx

協力：

株式会社アドベンチャーガイズ

【information】

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