アウトドア見識者の方に、キャンプを楽しむのにぴったりなSUV車を教えてもらうレクチャー企画をお届け。今回は、キャンプのプロ&大人気スタイリストの平健一さんがおすすめするSUV車を、車種ごとにメリット・役立つ点・好きな特徴などとともにご紹介!
アウトドアでアクティビティを楽しむにはクルマがマスト! 中でもキャンプのシチュエーションにぴったりなのが、SUV(=Sport Utility Vehicle)と呼ばれるスポーツ用多目的車でしょう。今回はアウトドア見識者の方に、キャンプを楽しむ上でおすすめのSUV車をレクチャーしてもらう企画をお届け。レクチャーしてくれるのは、以前にWITH OUTDOORのショップ訪問企画にも登場してもらった大人気スタイリストの平健一さん。キャンプのプロでもある平さんに、キャンプにおすすめの最新SUV車を厳選して紹介してもらいました。平さんが選ぶ、キャンプにぴったりの最新&おすすめSUV車
改めて平健一さん(@runrun1980)は、アウトドア界隈で大人気のスタイリスト! メディアやイベントでのスタイリング&ディレクション、自身のブランド『T SPEC GEAR』やイベント限定セレクトショップ『平屋』のプロデュース、さらにはドラマのアウトドア監修など縦横無尽に活躍中です。そして何と言ってもキャンプのプロである平さんに今回は、「クルマに乗って家族でキャンプに行きたい」「愛車でキャンプをより楽しみたい」と思っている方に向けて、おすすめのSUV車を車種ごとの魅力やメリットなどを含めて教えてもらいました。【Jeep】Jeep Gladiator
2022年2月に開催された『ジャパンキャンピングカーショー2022』で国内初披露となり、話題沸騰中のJeepの『グラディエーター』。Jeep最強のオフロード性能を誇るルビコン仕様で、なんと言っても広大な荷台を備えたピックアップトラックはたっぷりの積載量! キャンプをはじめアウトドア全般を遊びつくすための1台です。
「見た目がまず何よりカッコいいですし、とにかく目立ちますよね! 先日も撮影でお借りしましたが、開放感があって最高ですし、アウトドアをパワフルに走れるのはもちろん、傾斜のある道路や街中でもスムーズに走れました。あとは後部座席シートの下に靴や汚れ物などの荷物が入りますし、ルーフトップや自転車レールなどオプションも充実しているので、収納する荷物が多いキャンプはもちろん、マウンテンバイクなどのアクティビティに特化しても使えます。荷台の上にテントを張っても面白いし、とことん遊びに使えるクルマですね」
▼INFO/画像提供
Stellantisジャパン株式会社
https://www.jeep-japan.com/
【TOYOTA】LAND CRUISER 300
トヨタおよび日本車において最も長い歴史を持つクルマこそが、TOYOTAの『ランドクルーザー』。2021年に14年ぶりのフルモデルチェンジを遂げて登場した最新の300は、本格オフローダーとしての走破性と高級感のある佇まいが唯一無二で、その人気は日本のみならず世界中から注文が殺到しているほどです。
「“世界最強の壊れないクルマ”というTOYOTAのランドクルーザー300は、コンセプトの『どこへでも行き、生きて帰って来られるクルマ』っていうのがカッコいいですよね。200系も100系も80と70それぞれ乗りましたが、300は今までよりも最新テクノロジーで快適さとハードさを兼ね備えているのがいい。こちらも撮影でお借りして乗りましたが、トラック感はもはやない乗り心地の良さで、見た目もかなり大きくて無骨なのが好きです。ただし今は人気がすごいので、もしゲットしたら盗難にはくれぐれも気をつけてください!」
▼INFO/画像提供
トヨタ自動車株式会社
https://toyota.jp/index.html
【LAND ROVER】DEFENDER 130
LAND ROVER・ディフェンダーの2023年モデルとして、既存のボディータイプ『90(ナインティー)」『110(ワンテン)」に加えて導入されたばかりのロングボディーが『130(ワンサーティー)』です。8人乗りの2-3-3シートレイアウトで、開放的なサンルーフや広大なラゲッジスペースもアウトドア向き。
「90は知り合いが乗っていてほどよいラグジュアリーさが良かったですし、110も実際に乗ったことはあります。130は荷物も人もたくさん乗せられますし、最新テクノロジーが搭載されているので乗り心地も快適。昔のディフェンダーではなく、現代のディスカバリーとディフェンダーを掛け合わしたような見た目も個人的に好きですね。8人仕様なので後ろを倒せば荷物もけっこう入りますし、アクセサリーパックで自分好みにアレンジできるのもいい。自分だったら、上に荷台の付いているエクスプローラーパックにするかな」
▼INFO/画像提供
ジャガー・ランドローバー・ジャパン
https://www.landrover.co.jp/index.html
【三菱自動車】アウトランダーPHEV P
21年度に加えて22年度上期もPHEV国内販売台数No.1を獲得した三菱の『アウトランダーPHEV』。7つのドライブモードはクルマの運転に慣れていない人にとっても操作性が高く、移動可能な非常用電源として活用できる点はアウトドアでの用途に加えて災害時などにも適しており、ファミリー向けとしても人気のモデルです。
「電気だけでは不安な場合もプラグインハイブリッドだといろいろとできますし、実際にアウトランダーPHEVが発売されるタイミングでカタログやホームページの撮影で北海道に行った際は、アウトドアで映画を観たり、お湯を沸かしたりもできました。さらにアウトドアだけではなくて災害時にも適していますし、燃費もハイブリッドだとお財布にやさしい。昨年の日本カー・オブ・ザ・イヤーで『テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー』に選出されたぐらい評価の高いクルマですね。ガソリンと電気のいいとこ取りで、最も手頃で万能なクルマだと思います」
▼INFO/画像提供
三菱自動車工業株式会社
https://www.mitsubishi-motors.co.jp/index.html
【アピオ】ジムニー APIO コンプリートモデル JB74 TS4
アウトドアから普段使いまで、さまざまなシーンで乗りやすい『ジムニー』は長年愛用している方が多いクルマ。中でも神奈川県にあるジムニー専門店・アピオのコンプリートモデルは、新車をベースにオリジナルパーツでカスタムされており、比較的リーズナブルな価格でキャンプに行くクルマをゲットできます。
「ジムニーは今やどこでも走っているほど老若男女から人気を集めているクルマですが、これに関してはルックスもかわいい。そしてアピオのカスタムコンプリートモデルは、フロントグリルから前後のバンパーに加え、サスペンションやマフラーも変えてあっていいですよね。個人的にはこれをマットなシルバーカラーにしたい。あとは値段的にフルでカスタムしても車体価格が 250 万円ぐらいで収まるのは、ほかのクルマと比べてもリーズナブルだと思いますし、気軽にキャンプに行ける初めてのクルマとして買うのはありですね」
▼INFO/画像提供
アピオ株式会社
https://www.apio.jp