関東近郊の絶景登山・ハイキングスポット特集に続いて、今回は関西編をお届け!初心者&家族連れでも気軽に行けて、美しい景色もたっぷり堪能できる関西屈指の名山を、周辺で立ち寄りたいおすすめの温泉施設などの情報と併せてご紹介。
登山やハイキングに最適&アウトドアで自然をたっぷり満喫したい春! 続々と各地で山開きが始まり、登山初心者向けのコースや設備が整っているスポットには、続々とハイカーたちが集まっていることでしょう。そこで今回は、WITH OUTDOORで以前に公開した「【関東】日帰りでも楽しめる絶景登山&ハイキングスポット21選」に続き、関西編をお届け。初心者や家族連れでも気軽に楽しめて、インスタ映え間違いなしの名山の楽しみ方を、周辺で立ち寄りたいおすすめの温泉施設などの情報と併せてチェック!※この記事は、2022.04.28に掲載した「【関西】初心者におすすめの絶景登山&ハイキングスポット15選」の内容を再編集し、増補改訂したものです。
日帰り&家族連れでも楽しめる、関西近郊の登山スポット!
【大阪府】
金剛山(こんごうさん)
初心者向けから玄人向けまで、おすすめのコースがそろうスポット大阪と奈良の境を縦断する標高1,125mの金剛山(こんごうさん)は、金剛葛城山系の主峰で、一般的な登山コースは初心者向けから玄人向けまでバリエーションのある登山スポットです(※金剛山ロープウェイは廃止)。整備された道が初心者向きで、新緑と紅葉の季節が美しい千早本道コースは、金剛登山口バス停から歴史を感じる千早城跡や千早神社を通り、五合目を経て山頂広場を目指します。周辺には年中無休で深夜0時まで営業している『風の湯 河内長野店』があるので、登山で疲れた体を癒やしに行きましょう。
【アクセス情報】
金剛山へのアクセス詳細はこちら
※マイカーの場合は、登山口付近の大阪府立金剛登山道駐車場(有料・151台)が利用可能。
▼INFO/画像提供
千早赤阪村 観光産業振興課
https://www.vill.chihayaakasaka.osaka.jp/index.html
風の湯 河内長野店
http://tsurukame-oe.xsrv.jp/kazenoyu-home/
生駒山(いこまやま)
地元の人々に愛される名山は、登山から夜景まで見どころが満載!大阪府東大阪市と奈良県生駒市との県境にある生駒山(いこまやま)は、中腹に大阪府民の森、山頂には開園から90年以上の生駒山上遊園地や大阪平野を一望できる夜景スポットがあり、ハイカーのみならず地元の人々にも愛されているスポットです。登山では、近鉄奈良線額田(ぬかた)駅スタートで額田展望台や分岐などの名所を通り、2~3時間かけてゆっくり生駒山を目指す初心者向けコースや、生駒山から暗峠~鳴川峠~十三峠を経て、南に約12kmを縦走して高安山を目指す中級者向けコースなどにチャレンジ。生駒山を望める開放的な露天風呂などバリエーション豊かな湯がそろう、八尾市の『喜多の湯』も登山とセットで!
【アクセス情報】 生駒山へのアクセス詳細はこちら
※マイカーの場合は、近隣の駐車場が利用可能。
▼INFO/画像提供
東大阪市 都市魅力産業スポーツ部
https://www.city.higashiosaka.lg.jp/
喜多の湯
https://super-sentou.com/
【京都府】
愛宕山(あたごやま)
嵐山の景観を形成する山は、市街地を望む絶景スポットが醍醐味 京都の人気観光スポット・嵐山の景観を形成する愛宕山(あたごやま)は、古くから“信仰の山”として崇められ、山頂には国の重要文化財であり、全国に約900社が存在する愛宕神社の総本社があります。愛宕山は参道を通って往復5時間ほどで登頂できるため日帰り登山にぴったりで、整備されている道が多いため登りやすいのが特徴。清滝をスタートして表参道~愛宕神社~月輪寺を周回する定番コースは、随所にある京都市街地を望む絶景スポットに出会えます。登山慣れしている方は寄り道をして、渓谷が美しい金鈴渓や秘境と呼ばれるトロッコ保津峡駅、嵐山初の日帰り温泉『風風の湯』などの周辺スポットも併せて楽しみましょう。【アクセス情報】 日帰りルートでおすすめの出発地点である愛宕神社へのアクセス詳細はこちら
※マイカーの場合、近隣の青木駐車場(有料・約50台)が利用可能。
▼INFO/画像提供
一般社団法人 京都府山岳連盟
https://kyoto-gakuren.jp/
風風の湯
https://www.hotespa.net/spa/fufu/
比叡山(ひえいざん)
山全体が世界遺産・延暦寺の境内。歴史好きは“千日回峰行”の道へ京都と滋賀の県境にある比叡山(ひえいざん)は、古くから僧侶の修行の場として知られる信仰厚き土地。そして山全体が世界遺産・延暦寺の境内であり、この神聖な土地には登山とともに訪れたいお堂や、四季折々の自然と存在する絶景が数多く存在しています。初めて訪れた方は、京都・八瀬から比叡山ケーブル・ロープウェイに乗り、比叡山頂~比叡山延暦寺~東塔の順に巡っていく約1.8km&片道1時間のコースなら無理なく楽しめるはず。また、歴史好きは伝統的な千日回峰行の道を歩くルートにチャレンジして、そのあとは比叡山に最も近く、比叡山天台宗の伝教大師・最澄が開いたとされる『おごと温泉』にも足を伸ばしてみては?
【アクセス情報】
日帰りルートでおすすめの出発地点である叡山ケーブル・ロープウェイへのアクセス詳細はこちら
※駅周辺には駐車場はございませんので、叡山ケーブル・ロープウェイにお越しの際は公共交通機関(電車・バス)をご利用ください。
▼INFO/画像提供
一般社団法人 京都府山岳連盟
https://kyoto-gakuren.jp/
おごと温泉観光協会
https://www.ogotoonsen.com/
【兵庫県】
立雲峡(りつうんきょう)
春の“但馬吉野”の桜に加え、秋の雲海に浮かぶ“天空の城”が名物 兵庫県北中部に位置し、朝来山の中腹にある県立自然公園・立雲峡(りつうんきょう)の名物はふたつあり、まずひとつは春の桜。“但馬吉野”と呼ばれる近畿随一の桜の名所では、山桜やソメイヨシノが咲き誇ります。そしてもうひとつの名物が、雲海に浮かぶ“天空の城”! 9月~11月(特に10~11月)をはじめ、いくつかの気候条件がそろったときにのみ発生する雲海に浮かぶ竹田城跡は圧巻で、“天空の城”を見られる第一展望台までは駐車場からおよそ25分で到着することができます。絶景とハイキングを楽しんだあとは、クルマや天空バスで近隣にある『竹田城 城下町 ホテルEN』へ向かい、日帰り登山客向けのお風呂付ランチプランをぜひ!【アクセス情報】
立雲峡へのアクセス詳細はこちら
※マイカーの場合は、立雲峡専用駐車場(有料・50台)が利用可能。
▼INFO/画像提供
朝来市観光交流課
https://www.city.asago.hyogo.jp/
竹田城 城下町 ホテルEN
https://www.takedacastle.jp/
六甲山(ろっこうさん)
“近代登山発祥の地”で、山頂から街並みや海などの絶景を堪能“近代登山発祥の地”の六甲山(ろっこうさん)は、神戸市街地を起点にいくつものコースをスタートできることから、関西で気軽に登山を楽しめるスポットで、王道は阪急神戸線の芦屋川駅からのコースです。高座の滝やロックガーデンを経て風吹岩の展望台で休憩し、そこから緑豊かな自然を眺めながら1時間歩いた先には雨ヶ峠。トータル約3時間45分でたどり着く山頂では、神戸の街並みや六甲の山並みを見渡せます。体力に自信のない方は、上りは登山、下りは山頂から六甲ガーデンテラスまで移動し、六甲有馬ロープウェーを利用という楽しみ方も◎。疲れたときは、さまざまなショップが並ぶ六甲ガーデンテラスの『グラニットカフェ』で一休みしましょう。
【アクセス情報】
六甲山へのアクセス詳細はこちら
▼INFO/画像提供
神戸市経済観光局 観光企画課
https://www.city.kobe.lg.jp/index.html
六甲山観光株式会社
https://www.rokkosan.com/top/
鉢伏山(はちぶせやま)
植物が群生しているハチ高原や山頂で待つ、四季折々の大自然 兵庫県北部の養父市には県内最高峰の氷ノ山がありますが、その北側の養父市と美方郡香美町の境にある標高1,221mの鉢伏山(はちぶせやま)は初心者ハイカー向けです。鉢伏山の中腹には多様な植物が群生しているハチ高原が広がり、そこから見晴らしの良いゲレンデや稜線を眺めながら小代越へ。大きな鉢を伏せたように窪みがある山頂では、一面に広がる秋のススキをはじめ、四季折々の大自然があなたを待っています。この山に慣れたら、周辺にある上級者向けの氷ノ山や瀞川山(とろかわやま)、家族連れや女性におすすめの高坪山もぜひ。日帰りなら、帰りに緑豊かな景観と天然温泉が自慢の『ふれあい温泉 おじろん』にもGO!【アクセス情報】
登山口近くの扉温泉明神館へのアクセス詳細はこちら
▼INFO/画像提供
やぶ市観光協会
https://www.yabu-kankou.jp/
【奈良県】
倶留尊山(くろそやま)
春から夏は “青い絨毯”、秋は“銀色&金色の絨毯”が広がるススキの名所 奈良県曽爾村と三重県津市美杉町の境に位置する、標高1,037mの倶留尊山(くろそやま)は、日本三百名山のひとつ。麓に広がる曽爾高原(そにこうげん)は関西屈指のススキの名所として知られ、春から夏はさわやかに広がる“青い絨毯”、秋は陽射しを浴びて輝く“銀色&金色の絨毯”という、異なる表情を季節に応じて楽しむことができます。倶留尊山の登山&ハイキングは曽爾高原から登るコースがメインで、初心者は曽爾高原の亀山峠から倶留尊山を往復する短めのコースから始めてみましょう。この近辺でゆっくりするなら、鎧岳や兜岳といった曽爾の大自然が望めるパノラマ露天風呂が自慢の『曽爾高原温泉 お亀の湯』へ。【アクセス情報】
倶留尊山登山口近くの野口駐車場(有料・150台)へのアクセス詳細はこちら
▼INFO/画像提供
曽爾村観光協会
https://sonimura.com/
曽爾高原温泉 お亀の湯
https://www.soni-kogen.com/hotspring/