登山好きは必見! “日本百名山”の中で、初心者でも登りやすく日帰りでも行ける山を、関西エリアから厳選してピックアップ&登山後のおすすめ寄り道スポットもご紹介。登山初心者にぴったりの機能的なコロンビアのアイテムもチェック!
“日本百名山”とは、小説家で登山家の深田久弥(ふかだ きゅうや)氏が書き下ろした山岳随筆『日本百名山』に掲載されている100座の山のことで、それらは1964年の初版以降、山へ訪れる多くの方にとって憧れや目標となっています。以前、WITH OUDOORで公開した「【関東】登山初心者でも登りやすい“日本百名山”6選」に続き、今回は関西編をお届け! 初心者でも登りやすい日本百名山を関西エリアから厳選して、おすすめの寄り道スポットも併せてピックアップしました。また、記事の後半では登山におすすめの機能を備えたコロンビアの機能的アイテムを、ウェアからお役立ちアイテムまでトータルでご紹介します。初心者でも安心!関西エリアの“日本百名山”6選
【岐阜県・滋賀県】
伊吹山(いぶきやま)
“青空へ駆け上がる道”のドライブウェイから“雲の上のお花畑”へ 滋賀県の最高峰となる標高1,377mを誇る伊吹山(いぶきやま)は、山頂からは琵琶湖や近隣の山々、さらには日本アルプスや伊勢湾まで一望できるスポットです。登山初心者がこちらに訪れた際は、麓から9合目までの全長17kmを結ぶ、“青空へ駆け上がる道”と呼ばれるドライブウェイを利用するのがおすすめ。そこから山頂まで片道1km・約40分の西登山道や、片道500m・約20分の中央登山道などはしっかりと整備されているので慣れていない方も安心! 道中で出会う “雲の上のお花畑”にも癒やされるでしょう。 【アクセス情報】 伊吹山へのアクセス詳細はこちら <おすすめの寄り道スポット> スカイテラス伊吹 伊吹山ドライブウェイを経て到着する、標高1,260mの山頂駐車場にある売店『スカイテラス伊吹山』。こちらでは地元の名産品や伊吹山オリジナル商品を販売していて、飲食コーナーでは伊吹薬草ソフトクリームや名物の伊吹そばなどでお腹を満たしましょう。隣接した展望階段から見られる絶景も圧巻!▼INFO/画像提供 日本自動車道株式会社 伊吹山ドライブウェイ https://www.ibukiyama-driveway.jp
【奈良県】
大台ヶ原山(おおだいがはらやま)
恵まれた気象条件が生み出す原生林を眺めながらハイキング 日本百名山のみならず、日本百景や日本の秘境100選にも名を連ねる標高1,695mの大台ヶ原山(おおだいがはらやま)。山全体が特別天然記念物で、年間降水量3,500mmという恵まれた気象条件が生み出す原生林を眺めながらハイキングを楽しめます。大台ヶ原ドライブウェイを利用することで、奈良側から登山道入口までアプローチすることが可能。初心者の方は歩きやすい東大台(中道)コースで、大台ヶ原で最高峰の日出ヶ岳、迫力満点の大蛇嵓(だいじゃぐら)、正木ヶ原などを巡りましょう。 【アクセス情報】 大台ヶ原山へのアクセス詳細はこちら <おすすめの寄り道スポット> 入之波温泉 山鳩湯 大台ヶ原の山麓にある『入之波温泉 山鳩湯』は、この地で登山を楽しんだ際はぜひ訪れたい名湯です。毎分500リットルを自噴するという自家源は、ナトリウム一炭酸水素塩の濃厚な泉質で、源泉100%掛け流しの湯を堪能。さらに新鮮な川魚や、山菜・秘伝だしの鍋・釜めしなどの山の幸も召し上がりましょう。▼INFO/画像提供 上北山村役場企画政策課 http://vill.kamikitayama.nara.jp/ 入之波温泉 山鳩湯 https://yamabatoyu.co.jp/
【鳥取県】
大山(だいせん)
中国地方で最高峰の貴重な出会いが満載のナショナルパーク 中国地方で最高峰となる1,709mの大山(だいせん)は、日本で3番目の国立公園。1963年に蒜山(ひるぜん)地域、隠岐島、島根半島、三瓶山(さんべさん)地域が加わって現在の大山隠岐国立公園となり、環境省が定める全国8箇所の「世界水準のナショナルパーク」のひとつに数えられています。サントリー天然水採取地の湧き水・名水、希少な昆虫や野鳥、特別天然記念物の木々など貴重な出会いが満載! 夏山登山口から3&6合目をそれぞれ約60分で山頂を目指すコースは、子どもや初心者でも無理なく楽しめるはず。 【アクセス情報】 大山へのアクセス詳細はこちら <おすすめの寄り道スポット> 大山まきばみるくの里 眼前に大山を見上げることができる『大山まきばみるくの里』は、レストランで牛乳・バター・生クリームを使った料理を味わえ、白バラ牛乳を使用した名物の特製ソフトクリームも人気! 大山まきばのショッピングでは、乳製品やハム・ソーセージ、スイーツや白バラオリジナルグッズをお土産にぜひ。▼INFO/画像提供 一般社団法人 大山観光局 https://tourismdaisen.com 大山乳業農業協同組合 https://dainyu.or.jp/home-of-milk/
【愛媛県】
石鎚山(いしづちさん)
森林、高山性植物、渓谷美などが盛りだくさんの西日本最高峰 石鎚山系は西日本最高峰の標高1,982mを誇る石鎚山(いしづちさん)を中心に、愛媛県と高知県の県境で東西約50kmにわたって、標高1,500m以上の山々が20座以上も連なっています。豊かな森林、希少な固有種を含む高山性植物や野生動物、四国最大規模の面河渓や程野の滝といった渓谷美など、登山で訪れた際の楽しみが盛りだくさん。初心者向けには、西条市側からロープウェイを利用して成就社から登るルートか、石鎚スカイラインまたはUFOラインを通って土小屋から登るルートがぴったりです。 【アクセス情報】 石鎚山へのアクセス詳細はこちら <おすすめの寄り道スポット> 渓泉亭 面河茶屋 石鎚山南麓の見どころ「面河渓(おもごけい)」の亀腹岩正面に建つ茶屋が『渓泉亭 面河茶屋』。こちらは眼前にそびえ立つ絶景を眺めながら、地元の名物料理を味わったり、オリジナルのコーヒーや和菓子でくつろいだりできるスポットです。アマゴ料理(甘露煮や塩焼き)、刺身こんにゃく、郷土料理のだんご汁などがセットの面河定食(1,700円)の他、あまごそうめん(900円)もとても人気です!▼INFO/画像提供 西条市 観光振興課 https://www.city.saijo.ehime.jp/soshiki/kanko/ 渓泉亭 面河茶屋 https://kuma-kanko.com/spot/spot517/
【大分県】
くじゅう連山・中岳(なかだけ)
九州の登山における“聖地”とも称されるスポットで醍醐味を満喫 九州本島の最高峰・標高1,791mの中岳(なかだけ)をはじめとする山々が、大分県玖珠郡九重町から竹田市久住町北部にまたがるくじゅう連山。九州の登山における“聖地”には、初心者から玄人まで楽しめる登山ルートが数多くそろっています。その中でも初心者が歩きやすく、この地の醍醐味を体験できるのは、初心者日帰りモデルコース。標高1,300mの牧ノ戸峠登山口からなだらかな尾根道を進み、主峰の久住山(くじゅうさん)や最高峰の中岳を巡るルートを、約6時間(休憩1時間含む)かけてじっくり登りましょう。 【アクセス情報】 くじゅう連山へのアクセス詳細はこちら <おすすめの寄り道スポット> 九重星生ホテル 山恵の湯 くじゅう連山の雄大なロケーションを眺めながら、4種類の源泉かけ流し温泉を、岩風呂・打たせ湯・冷泉岩風呂・桶風呂といった16種類の湯舟で楽しめるスポットが『九重星生ホテル 山恵の湯』。日帰り入浴も可能なため登山帰りに立ち寄るのに最適で、先ほどまで登っていた山々を湯から眺めるのは一興。▼INFO/画像提供 長者原ビジターセンター https://kujufanclub.com 九重星生ホテル 山恵の湯 https://hosshouhotel.co.jp/
【宮崎県・鹿児島県】
霧島山(きりしまやま)
火山、カルデラ池、四季折々の花々が組み合わさる独特の景観 「天孫降臨」の伝説が伝わる霊峰・高千穂峰の中で、鹿児島県と宮崎県にまたがる霧島山(きりしまやま)は、火山が形作る山々やカルデラ池が広がり、四季折々の花々と組み合わさる独特の景観を求めて多くの登山客が訪れます。溝辺鹿児島空港ICから、大浪池登山口や高千穂河原ビジターセンターまではクルマで約45分。初心者向けは、霧島温泉郷側にある大浪池登山口から、短時間で効率良く韓国岳に登頂できるコースが◎。登山の適期は4月から11月ですが、夏季は雨も多いので登山装備はしっかりと! 【アクセス情報】 霧島山へのアクセス詳細はこちら <おすすめの寄り道スポット> 霧島ホテル 硫黄谷庭園大浴場 疲れ切った体を癒やしたい方は、立ち寄り湯に入れる『霧島ホテル 硫黄谷庭園大浴場』へ。こちらでは硫黄泉・明礬泉・塩類泉・鉄泉の4種類の泉質があり、奥行25m&一番深い所で1.4mの立ち湯のあるフリーゾーン、美白の湯・不老の湯がある女性専用ゾーンなど、趣向の異なるお風呂を多数そろえています。▼INFO/画像提供 商工観光部観光PR課PR推進グループ https://www.city-kirishima.jp/kirikan/kanko/link/kankokanke.html 霧島ホテル 硫黄谷庭園大浴場 https://www.kirishima-hotel.jp/spa/oneday.php