2人が愛用するグローブについて

▲『コップランドブルックスノーミトン(販売終了した商品です)』 7,590円(税込)

るき:初めは今まで使ってきたグローブをいくつか持っていって、それをベースにこうしたい、ああしたいの要素を少しずつ盛り込んでいきました。
せな:私がグローブに求める一番の要素は、手の動かしやすさ。それに加えて今回こだわったのは、手の甲の厚みを出してほしいということです。中の生地は厚すぎないものを選んで、手の甲にだけボリュームを持たせてもらった。きれいなカーブを出しつつ、手を開いた時のつっぱり感を解消するのが難しくて、ベストな形を作るために表地と裏地のサイズ調整を繰り返したり、何度もサンプルを作ってもらいました。

せな:そうそう。あとは手首周りにテープとかを付けずに、簡単にスポッと着脱できる構造にしました。最初はリブなしだったんですけど、暖かさを逃さないニット素材のリブも付けてもらった。リーシュコードの長さもこだわっています。
るき:あとは、最近5本指タイプを使っている人が増えてきているけど、私たちはミトンタイプが好き。中は指が分かれていないシンプルな構造で、インナーグローブも併用できる仕様になっています。親指周りは、結構何度も直してもらったよね。

るき:デザインは柄もののナイロン素材という案もあったんですけど、今回は最初なので天然レザーを使ったシンプルなデザインになりました。
せな:今後、コロンビアが使っているいろいろな柄物を使って、シーズンごとにパターンを増やしても面白いよね。ネックウォーマーとか、いずれはシリーズもので作れたらって考えています。
PROFILE
3歳から父の影響でスノーボードを始め、小学1年でハーフパイプの大会へ出場。 中学1年でプロツアー「HASCO presents PSA OPEN」で3位になりプロ資格を取得。中学3年で全日本選手権で3位になり、スロープスタイルでナショナルチームに選ばれる。 翌年ハーフパイプのナショナルチームへ転向。2022年冬・北京で開催された、4年に一度のスポーツの祭典ではスノーボード女子ハーフパイプ初となる銅メダルを日本に持ち帰る。
Instagram:https://www.instagram.com/sena_tomita/
冨田 るき(とみた るき)
父の影響で3歳からスノーボードを始める。 保育園年中のとき、初めてハーフパイプの大会に出場以来競技の道を歩み始める。小学6年でプロ資格を取得し、2017年全日本スキー連盟強化指定選手となる。ジャパンカップでは3位入賞、全日本選手権では5位、ジュニアワールドカップ5位に入賞。2021年冬・北京で開催された、4年に一度のスポーツの祭典ではスノーボード女子ハーフパイプに出場し、5位入賞。
Instagram:https://www.instagram.com/ruki_tomita/
Text:池田圭
Photos:杉村航
Special Thanks:赤倉観光リゾートスキー場