アウトドアでの登山&キャンプ好き必見!初心者でも簡単にできるテントのメンテナンス方法

アウトドア初心者向けに、テントのメンテナンス方法を一からご紹介。登山やキャンプで活躍する愛用品を長持ちさせるためには、しっかりとケアをすることが大事!

暖かい気候の春夏は、アウトドアでのアクティビティが盛り上がるシーズン! 中でも登山やキャンプなどを楽しむにはぴったりで、その際のマストアイテムとして“テント”の活躍するシーンが多くなるでしょう。その一方で汚れてしまうことも多いため、長持ちさせるためには、こまめに&正しいやり方でメンテナンスをすることが大事! そこで今回は、テントのメンテナンス方法を初心者向けにレクチャーします。 ※この記事は、CSJ magazineで2019.07.01に掲載された「テントのお手入れ方法と取り扱いの注意│メンテナンス」の内容を再編集し、増補改訂したものです。

ボトム&ボディ&シート&ペグなど、基本のメンテナンス方法をチェック!

【ボトムの汚れ落とし】

テントボディを組み立ててボトムが見えるようにひっくり返したら、ブラシや乾いたタオルなどでボトム面をやさしく掃き、きれいになったらそのまま乾燥させます。 汚れがしつこい箇所は薄めた中性洗剤を使用したブラシやスポンジなどでやさしく擦り、汚れを落としたら洗剤の成分が残らないようにしっかりと拭き取ってください。 ※風の強いときはテントを飛ばされる恐れがあるので、屋外でのメンテナンスは避けてください。 ※丸洗いはコーティングを劣化させたり、生地を傷めたりする可能性があります。 ※生地を傷めてしまうため、強く擦りすぎないようにしましょう。

【ボディ内側&室内の掃除】

テントを立てた状態で開けた入り口を下にして、テントを持ち上げながらゆすってゴミを出したら、水を絞ったタオルでフロア全体を拭きます。 こちらも汚れがしつこい場合は薄めた中性洗剤を使用したスポンジやタオルなどでやさしく擦り、洗剤成分が残らないようにしっかり拭き取ります。内壁も水を絞ったきれいなタオルで全体的に拭きましょう。 ※コンクリートやアスファルトの上では生地が傷む可能性があるため、屋外で作業をする場合はダンボールなどを敷いた上での作業をおすすめします。

【ボディ外側の掃除】

テントを組み立てた状態で、水を絞ったきれいなタオルで外壁を拭きます。 ポールやペグの差し込みパーツなど汚れやすい箇所はブラシで水洗いをして、汚れがひどい場合は中性洗剤を薄めて水洗いしたあとに、洗剤をしっかりと流しましょう。

【フライシートの掃除】

フライシート(風雨の侵入を軽減するための防水処理された布地)は水を絞ったタオルで全体を拭きます。汚れがしつこい場合は薄めた中性洗剤を使用したスポンジやタオルなどでやさしく擦り、洗剤成分が残らないようにしっかりと拭き取ってください。フライシートの裏側も同様に、水を絞ったタオルで拭きます。 隅の接続パーツなど汚れやすい場所はブラシで水洗いをして、汚れがひどい場合は中性洗剤を薄めて水洗いをしたあとに洗剤をしっかりと流しましょう。

【乾燥】

テントを組み立てた状態で乾燥させます。陰干しがおすすめで、直射日光での長時間乾燥は生地を傷めてしまうので注意。日向で乾燥させる場合は長時間は放置せず、乾いた段階で早めに撤収してください。

【フライシートの撥水処理】

撥水効果が落ちている場合は、汚れを落としたあとに市販の撥水剤を使用しましょう。その際は、スポンジで伸ばすようにするとムラなく塗ることができます。 ※スプレータイプは近づけ過ぎるとムラになってしまうので、少し離して使用してください。

【テントポール】

汚れが付きやすい先端は歯ブラシなどで擦りながら水洗いをして、接続部分も砂が付いている場合はブラシで落とします。ポール内に砂などが入っていたら軽く叩いて取り除きましょう。 さらに乾いた布でほこりや砂を落とし、固く絞ったタオルで全体的に拭きます。ジョイント部分は汚れが溜まりやすいので丁寧に拭き取り、そのときに破損箇所がないかもチェックしましょう。

【ペグ】

泥や砂が付着しているのでブラシでしっかり水洗いをします。

【ファスナー】

ファスナーにも汚れが付着するので、歯ブラシなどでほこりを取り除いてください。ファスナーの滑りが悪くなっている場合は、ファスナー用の潤滑剤を使用すると滑りがスムーズになります。