Episode
05
雨って最高!! 釣りは、雨の日こそ行くべき。
照英さん、井手大介さん、グラビアアイドル・吉野七宝実さん、プロアングラー・秦拓馬さんが語るレイニーライフ
タレントや俳優としておなじみの照英さん、ラジオ番組のDJとして活躍する井手大介さん、グラビアアイドルとして人気の吉野七宝実さん、そしてプロアングラーでありYouTuberとしてブレイク中の秦拓馬さんに、神奈川県平塚市にある船宿・庄三郎丸に集まっていただき、釣りを始めたきっかけやその魅力、雨の日にまつわるエピソード、OUTDRY EXTREME(アウトドライエクストリーム)のウェアについて語っていただきました。 ※取材協力/庄三郎丸
経験に差はあれど、共通するのは“みんな釣りが大好き”ということ。
ー 釣りを始めたきっかけや、現在の釣りとのかかわり、これまで印象深かったことなどを教えてください。
照英さん(以下、照英): 私が釣りを始めたきっかけは、おじいさんがヘラブナ釣りが好きだったことに影響しています。私は埼玉県出身で、近所に海がないこともあり、6歳か7歳の頃におじいさんに荒川や釣り堀に連れて行ってもらいました。中学生ぐらいになるとブラックバス釣りブームが到来し、近所の池などに行ってルアーを投げていました。大学は東海大学だったので、平塚の周辺で海釣りを始め、芦ノ湖のトラウトにも行きました。芸能界に入ってからは、児島玲子さんとともに釣りの番組をやらせてもらえることになり、もう2年半ぐらいになります。その番組では毎週釣りに行き、フライだけはやっていませんが、淡水から海水まで、多種多様の釣りをさせてもらっています。東京湾、相模湾、外房、銚子、沖縄遠征など、釣りの神様がサポートしてくださっているのではないかというぐらい、これまで経験したことのない釣りをお仕事でやらせてもらっています。一番の宝物ですね。釣りは本当に奥が深くて、ゴールが見えません。釣りは本当に愛しています。
吉野七宝実さん(以下、吉野): 私は釣りを始めてからまだ1年半ぐらいしか経っていません。昨年(2019年)、お仕事で出会った方が釣りをしていたので、ぜひ連れて行ってくださいとお願いしたところ、なんと行ったのがいきなりカツオでした。その年はカツオの当たり年だったようで、初めてなのに5〜6本も釣れて、これは楽しい!となりました。釣った直後のカツオのブルーのラインが本当に美しかったのが印象的で、これは死んでしまうと見られないと教えてもらいました。私はエンターテインメントの世界、つまり人によって作り出された世界で活動しているので、そのリアルさに感動しました。これが自然の生き物なんだ、って。これがスタートですので、今は船釣りメインで楽しんでいます。
最近は、お風呂場で干物を作った画像をSNSで投稿したところ、それが大反響となりました。管理釣り場のニジマスだったのですが、そのおかげで釣りの業界でもお仕事させていただけるようになりました。仲間5人で釣りに行ったのですが、その管理釣り場はリリース禁止で、持ち帰るか廃棄するしかなかったんです。捨てるのがどうしても心苦しくて、 全部で100匹ぐらいいましたが、すべて持ち帰りました。当然私一人では食べきれないので、どうしたら皆さんに食べていただけるのか考えたところ、干物にすればもらっていただけるのではないかと思い、数匹は生の状態でもらっていただきましたが、残りはすべて干物にしました。
照英: 武田久美子さんのホタテの水着以来の衝撃でした(笑)
秦拓馬さん(以下、秦): 私が釣りを始めたのは3歳の時でした。それこそ管理釣り場のニジマスです。おじいさんが長野県出身で、渓流釣りの達人だったんです。千曲川や管理釣り場でよく釣りをしていました。ブラックバスを始めたのは大阪に引っ越してからで、10歳の時に淀川へ友達と行ったのが最初でした。15歳の時にトーナメントの世界に入り、最初に出場したのが淀川の岸釣りのトーナメントだったんです。それで4位になっちゃったんですよ。そうなると人間って勘違いするじゃないですか。その時から現在に至るまで、勘違いが続いています(笑)。ただ、30歳の時に身体を壊してしまって、トーナメントからは引退しました。その後復活して岸からのバス釣りをメインに活動していましたが、2016年頃からYouTubeの世界へ入りました。それを機に、日本各地毎日のように様々なジャンルの釣りにチャレンジしています。釣りをして移動中に編集というスタイルです。そんな生活ですので、アウトドアはカヤックや登山もしますが、基本的にすべて釣りに結びついています。釣りか、編集。釣りか、メチャメチャインドアか、です(笑)。
井手大介さん(以下、井手): 私は小学生の頃、おそらくアジやイワシを釣ったのが最初だったと思います。港の近くを通ると誰かが釣りをしていて、それを見て釣りをしたいと親に言ったら、近所の釣具屋で道具を買ってくれたんです。ただ、それ以来釣りからはしばらく離れてしまって、大学生以降はバンド活動に明け暮れていました。
そんな時、ミュージシャンって釣り好きが多くて、とあるベーシストの方が「釣り面白いよ」って言うんです。それで一回シーバス釣りに連れて行ってもらいました。その時は実はかなり長い時間釣れなかったんですが、近くにいたフライで狙っていたおじさんが、「あと2時間したら釣れるよ」と教えてくれたんです。当時はそれがどういうことなのかまったく理解できなかったんですが、本当に2時間後に釣れたんですよ。それから“釣りっておもしれー”となって道具を買い、またちょうど車を買った時期でもあったので、その相乗効果で山中湖に毎日のように通いました。
そんな時、アウトドアのラジオ番組やらないかと声を掛けていただき、それが今も続いていて16年になります。ある時、番組の企画で100目釣り(1年で100種類の魚を釣る)をやろうということになり、それを2年続けて200目達成しました。1年で100種類ですので、1ヵ月で最低でも8〜9種類増やさなければなりません。だから休みの日はすべて釣りで、ありとあらゆる釣りを経験しました。岸壁で這いつくばって小物を狙ったこともあります。大物釣りもやりました。本来、その番組は湘南の波や風の情報を伝えるのが主な趣旨だったんですが、いつの間にか“釣り番組”って言われるようになっていました(笑)。でも、世界が大きく広がりましたね。最も印象に残っているのはサメで、ハナザメという種類なんですが、100kg以上ありました。マグロを狙っている時に釣りました。200目の最後は、釣りは“ヘラに始まりヘラに終わる”と言われるので、ヘラで締めました。真冬のヘラは難しいとのことでしたが、それを釣ったのは本当に思い出深かったです。
正しい知識があってこそ、ウェア本来の機能が活かされる。
ー 雨にまつわるエピソードを教えてください。
吉野: 釣りを始めた当初はウェアというものをあまり重要視していなかったので、ネットで買った2000〜3000円程度のレインウェアを着て土砂降りの中で釣りをしてしまったことがあったんです。カッパって水が浸透しないものだと思っていたので、そのまま釣りをしていたらどんどん水が滲みてきて、梅雨時期だったのですが身体もどんどん冷えてきて、寒くて釣りどころではなくなってしまいました。波もあったので船酔いもしてしまって……。その時、ウェアは重要で、ちゃんとしたものを揃えなければいけなんだ、と身を持って実感しました。
照英: それで釣りを嫌いになってしまう人もいますからね。私の場合は、テレビ番組は基本的に顔が映っていなければダメなので、雨が降っていてもフードを被らずに釣りをしていました。その時もやはりかなりの土砂降りだったんですが、そうしたらどんどん雨水が中に入って来てしまって、ビショビショになってしまいました。ウエアとしての機能をまったく果たしていないんですね。レインウェアは、フードを被って初めて本来の機能を発揮するものなんです。それ以来、スタッフに言ってフードは被らせてもらうようになりました。そういう正しい知識というのは本当に重要なのだと改めて思いました。船上ではどこにも逃げられないですから。釣りが好きな人は土砂降りでも関係なく釣りしますもんね。秦さんは、雨だから行く、ですよね?
むしろ雨だから釣りに行く。
秦: 私はあえて雨の日を選んで行きます。雨こそ行くんです。というのは、雨の日は暗いうえに、水面は雨や風でカモフラージュされるので、魚たちの警戒心が薄れます。濁りも入ります。また、雨が降るということは低気圧が接近しているということで、気圧が下がると魚の浮き袋が高気圧の状態よりも膨らむといわれています。そうなると、魚の動きの自由度も違うように思います。それが原因かどうかは定かではありませんが、実際に釣れることが多いんです。雨って最高なんです。これは、ブラックバスのみならず、他の魚についても言えることだと私は感じています。ただ、たとえば根に着いた魚など、もちろんそれが当てはまらないこともあります。とはいえ、トップウォーターでドカン、大きなルアーでドカンといったように、派手に釣りたい時は、必ず雨が絡んでいます。
一同: 雨の日に行きたくなった(笑)
秦: 冬の寒い日の雨なんて最高ですよ。そういう日って、みんな家にいたいので、釣り場に人がほとんどいないです。空いているうえに、魚たちのヤル気があるので、釣れます。人間にとって過酷な条件であればあるほど、魚たちにとっては最高の条件なんでしょうね。私はユーチューバーでもあるので、そんな時はカメラが壊れるのではないかという心配もあるんですが、それでも派手に釣れることが多いので、やっぱりオイシイですよね。雨の日こそ釣りするべきです。
井手: 曇りの日もいいですよね。
秦: 低気圧ということでいえば、もちろん曇りもいいです。ただ、雨の場合はそこに濁りなど他の要素が加わりますので、さらにいいことが多いです。
ウェアは、釣りのタックルと同様に重要なギア。
照英: 200目を達成した井手さんは、雨の日は避けられなかったですよね?
井手: メチャメチャ降っている時もやりましたよ。とくに取材で行こうという時は日程が動かせません。だから、防水ウェアは、シューズも含めメチャメチャ増えました。釣りに行ったらウェアは洗いたいじゃないですか。乾く前に次の釣りとなるので、複数必要になってきます。私は山も行きますし、フェスにも行きます。その他、キャンプ、スノーボード、カヤックなど、アウトドア全般を楽しんでいます。アウトドアは大好きです。そういう時なども、釣りに限らず雨は避けられません。OUTDRY EXTREMEは機能的でありながらスタイリッシュですので、あらゆるシチュエーションで最適だと思います。
秦: 春といってもまだ寒い日もありますから、中に着る物も重要ですよね。私はこのOUTDRY EXTREMEの中にダウンを着ることが多いのですが、ダウンは濡れてしまうとその機能が著しく低下してしまいます。その点、OUTDRY EXTREMEはしっかりと雨を弾いてくれて、湿気は適度に放出してくれますので、中のダウンはカラカラなんです。OUTDRY EXTREMEで雨風を防いで、中のダウンで保温。凄く快適ですよ。逆に夏は、釣り場は朝が意外と寒いんです。そんな時にもこのOUTDRY EXTREMEがあれば、風をしっかりと防いでくれるので、寒くありません。
井手: 夏の雨の日はTシャツの上にレインウェアを着ると素肌が触れる部分がペタついてしまうので、そういう時はロングスリーブを着ると快適ですね。
照英: ウェアが快適かどうかによって、釣りに対するヤル気や集中力が変わってしまいます。寒すぎたり暑すぎたりすると、やっぱり“心が折れる”ってみんな言いますよ。みなさん釣りが好きですからそれでも釣りはやると思いますが、風を通さない、雨に濡れないというのは本当に重要です。
吉野: ウェアがいいと、釣りから帰って来てから身体の疲れ方が違いますね。快適ではないウェアで釣りをした後は、肩がガチガチに凝ってしまっていたり、次の日に疲れがドッと出たりしてしまって辛くなります。
照英: 釣りに行った翌日は仕事という人が多いでしょうから、次の日に疲れを残さない、というのは重要ですよね。ウェアは、釣りのタックルと同様に重要なギアです。このことを知らない釣り人は案外多いです。
雨の日のみならず、常に携帯していたい。
秦: 私が着ているこのモデルは、軽いというのもいいですね。荷物の中に入れておいても、邪魔にならない。重さが苦にならない。だから、私は釣り場には常に持って行くようにしています。
照英: 釣りは雨だけではなく、晴れていても風があり、水飛沫が飛んできます。天候が急変する場合もあります。このOUTDRY EXTREMEは、雨の日だけというよりは、釣りでは常に持っていたいアイテムですよね。さらに、OUTDRY EXTREMEはメンテナンスもしやすい。これも重要だと思います。
秦: エサを使う釣りもありますし、魚のヌル、血、鱗、臭いなどもありますからね。
照英: 海は海水が乾けば塩も結晶化します。そういった汚れを水だけで洗い流せれば一番いいですよね。このOUTDRY EXTREMEは表面がツルツルしていますので、メンテナンスもカンタンです。
秦: 私はホテルを転々とする生活ですので、ホテルに着いたらまずはウェアを着たままシャワーを浴びます。そうすると、乾いたヌルなどが落ちやすくなるんです。あとはタオルで拭いて、ドライヤーで乾かします。OUTDRY EXTREMEは乾きが非常に速いので、手入れがもの凄くカンタン。翌日も着られます。
井手: そのようなことができるのは、このOUTDRY EXTREMEならではですよね。
照英: OUTDRY EXTREMEを着てみんなで釣りに行きたいですね!
秦: じゃあ、まずは琵琶湖でバスをやりましょう。ここは世界記録が出た湖です。そのようなサイズは今も確実にいます。ゴールデンレトリバーみたいなのが追って来ますよ!(笑)
一同: ゴールデンレトリバー!? それ、絶対行きたい! もちろん雨の日に!!(笑)
Profile
照英 さん
俳優 / タレント
埼玉県出身。大学卒業後、モデルとして、数々のショーに出演。「星獣戦隊ギンガマン」(1998年)で俳優デビュー。その後、ドラマや映画など多くの人気作に出演。結婚を機に、明るいキャラクターを生かし、バラエティーや旅番組に出演。現在も幅広いジャンルで活躍中。学生時代やり投げ選手としてならした経験を生かし、昨年マスターズ陸上にて日本一になる。1男2女の3人のパパとしても奮闘中。
井手 大介 さん
ラジオDJ / MC
幼少よりニューヨークで育つ。大学在学中にモデルとして活動を始め、97年、音楽チャンネルMTVのVJに抜擢。以降、TVやラジオで数々のレギュラー番組や、イベント、ライブなどのMCとして活躍。また、ジャンルは音楽のみに留まらず、アウトドア、ファッション、エンタテイメントなどの分野で幅広く活動している。2012年〜2013年の2年間で200種類の魚を釣る200目チャレンジを成功させた。InterFM897 The Great Escape、Fm yokohama The Burn、文化放送ココロのオンガク~music for you~、釣りビジョン 釣りうぇ〜ぶなど出演中。
秦 拓馬 さん
プロアングラー
1981年生まれ。2004年、オーストラリアで開かれた国際バストーナメント優勝。「ダウザー俺達」の愛称で知られる個性派アングラー。2005年よりガイドサービスをスタート。ジャッカルプロスタッフとしてメディア、イベントに多数出演。現在はYouTubeにも活躍の場を広げ、「秦拓馬☆俺達。チャンネル」は多くのフォロワーを抱える。
MEETING
それぞれのフィールドと雨を語り合う