高橋 郁子 さん
雨が景色を濡らし艶を与え、
被写体の表情がやわらかくなる。
雨の中、写真を撮るのは結構好きです。雲がかかり、光の明暗差が少なくなり、降る雨が景色を濡らし艶を与え、被写体の表情がやわらかくなるからです。
山で遊ぶ際に天気予報は確認しますが、雨を避けられない時もあります。長期の沢旅中、深夜からの雨が降りやまず朝を迎えた日には潔く停滞を決め込み、森の中で張ったタープの下でポツポツとたたく雨音を聞きながら、仲間と「早くやまないかねえ」なんて困ったふりしてウイスキー片手にまどろんだり。雨による不可抗力が人を少し優しくすることもあるのかなと思います。
雨が降り始めたら、濡れ含め身体を冷やすことが大敵なのですぐにレインウェアを着用するよう心がけています。
Outdry Extreme Reign Jacket
アイテムを見るハードな環境でも、損傷の心配が少ない。
自分が持っているレインウェアの中で比べると、生地の強度が高いです。ハードな環境(藪漕ぎなど)で歩いても、損傷の心配が少ない。また、厚みがあるので無雪期登山での防寒着としても兼用できます。デザインとしては、カラーのバリエーションがどれも落ち着いた色味で個人的には好きです。
Profile
1980年生まれ。フリーランスカメラマン。自然の恵みを活かした暮らしや遊びの撮影を中心に、雑誌や書籍、ウェブなどで活動中。最近は仕事、プライベートに関わらず『植物』を撮ることが多い。
MESSAGE
あの人に聞いた雨の魅力